えー、本当は 『HBファイルコンペ』や「バイト探し」など、
こなさなければいけないイベントが目白押し(え?2つだけですが…)なので、
ブログの方はしばらくお休みしようと思っていたのですが、
書いとかないと忘れてしまいそうなのでそれからお休みにします。
↑上のイラストはお蔵入りイラスト『物干し竿』(2004-2005あたり)の一部を使って
タイトルにしたものです。
『珍コミュニケーション』というのは、僕の身の回りに起こったちょっと変わった出来事を
記していくシリーズに付けたタイトルで、以前書いた『0083は二度死ぬ』を第一回目として
今回は第二回目ということになります(『0083』を「オバサン」と読まそうとしたのだが、
これでは「大オバサン」だ。どーでもいいけど)。以降お楽しみに。
さて、先日僕はコインランドリーに行きました。
これを読んでくれている方のほとんどのお宅には「洗濯機」とかいう超便利なマシーンが
あるかと存じますが、生憎(あいにく)、僕は貧乏なので(あんま欲しくないし)持っていません。
それゆえ洗濯もんをたらふく溜め込んでそこへ行くのです。
で、晩の8時ごろに店に着き、無人の店内を見渡し、
「あれ、今日は僕一人か(大体誰か居るのです)」とか考えながら百円玉を3枚機械に投入し、
「シャワーボタン(洗濯槽を10から20秒ほど洗う。
…気休め程度ですが、最近のにはそーゆう機能が付いている)」を押し、
それが終わると洗濯物を放り込んでいきます。
途中で申し訳程度の洗剤が自動投入されますが、
それだけでは足りないので自前の洗剤(粉石鹸)を入れます。
するとその時、
「あ゛あーー入れたらアカン!!」と、店外から怒鳴られ、
ビビった僕は手を止めて声の方へ振り返りました。
汗の染み込んだよれよれのTシャツを着たお爺さんが慌てて入ってきます。
僕は無視して作業を続けようとしましたが、
「それは洗剤入れたらアカンのやー。」
と老人に怒られました。
「この機械は洗剤の泡の量を感知して動きよるさかい、
余分に洗剤入れると止まらなくなるんやー。
それに自動で洗剤入ったやろ?
すごい濃い強力な洗剤やからそれだけで充分なんやー。」
自動で入る洗剤だけでは全く泡が立たないので、本当にそれを感知するのかどうか
きわめて疑わしいところです。
「でも、自動で入る洗剤だけじゃ足りませんよ。ほら、全然泡たってないし。」
「いやーー、それはそういうそれやから、充分足りてるんやー。
もうすごい濃いヤツだからもうそれだけで汚れ落ちるんですわー。
ね、ここにも”洗剤は自動で入ります”って書いたあるでしょ?
それやのにみんな自分で洗剤入れはるからこんなんすぐ故障して。
もうかないませんわ。
ここにはっきり書いたあるのになあ。」
「そんなによく故障するんですか?」
「ええ、もうしょっちゅうですわ。
せやからこうやってしょっちゅう見に来てるんですよ。
これ去年買った最新の機械ですよ。
この、”シャワーボタン”っての最初押さはった?
これ押すと最初一分か二分くらいシャワーで中を洗って
衛生的に使えるようになってるんですわー。」
本当は「シャワー」はせいぜい20秒程度なのですが、
面倒なので突っ込みません。
老人の話に付き合っている間にも洗濯槽(漕?)は回り続け、
残念ながらもう既に手遅れです。僕のなけなしの三百円はパーになってしまいました。
誰だったか、
「自分はいつもポケットに三百円を持っている。
たかだか三百円だが、持っていると何でもできるような気がしてくる。」
とか言った人がありましたが、まさにそれを失った僕はひどい絶望感に襲われたのでした。
いえ、最終的に「キル(「キス」ではない。
どっちでもゴメンだが)」されるのは僕なので、
「キラー」ではないのですが…。
与論島に行ったときもそうでした。
芋焼酎(?)を飲みながら自慢話を続ける
老人の話になぜかつき合わされ、
気が付けば小一時間くらい
経っていたでしょうか…。
ホームヘルパーの研修で老人ホームに
行ったときも、元々自転車の会社の配送係だった
という爺さんの話を聞かされました。
北から南まで日本各地を
走り回っていたそうですが、その会社がN社(今は”N”ではありません)に買収され、
仕事を失ったとかいう話でした。
N社の自転車部門が高評価なのはそこの高い技術力に拠るとのことです。
たしかそんな話でした。
さて、僕は日経を手に椅子に座ってみせることで
老人の話の聞き手から開放されようと試みたのですが、
彼は掃除機を手に何やら始めるかと思いきや、作業の手を止め話を再開しました。
何でも、この70リットルの洗濯機は35万円もするそうで、
さらにデカい全自動のドラム式の方は、なんと150万円もするそうです。
リース(レンタル)もあるらしいのですが、そっちには中古のよく故障するヤツが
回されてきてしかも売り上げの半分持ってかれてしまうので全然割に合わないそうです。
また、親切にもこの店には扇風機が設置されており、夏には大活躍するそうなのですが、
不届きな輩がいて、何回も盗まれたことがあるとのことです。ひどい話です。
…というわけ