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続・抽象やってみました

抽象イラスト『ap02』 by J.F.Kooya

こんばんは。
さて、前回の続きです。
作品(↑)は『ap02』(2006)です。インク&アクリル。

この方向で見ると「変わった風景」のようにも見えますし、逆さにすると「波間に飛ぶアカエイ的な飛翔体(?)」のようにも見えるかもしれません。実は最初は時計回りに90度傾けて「魔術師」に見せて(見えて)いました。

さて、予告どおりのお話しに移ります。

・抽象は「イラスト」なのか

「イラストレーション」とは元来「説明(画)」という意味らしいので、抽象画は厳密には「イラスト」とは呼ばないかもしれませんが、「誌面(画面)を構成する要素のうちで文章でも写真でないもの」と規定すれば、まあオッケーでしょう。「漠然と記事の意味するところを説明している」としても良いかもしれません。まあ、呼び名とかカテゴリーなんてどうでもいい気もしますが…。「写真もイラストの範疇だ」と言われればそんな気もしますし…。

・最近の作品も結構抽象入ってる

『ウェブギャラリーJ』で開催中のイラスト展『色MONO』で公開している作品も、一応タイトルは付いていますが、実際に見たものを描いているものはあまり無いわけで、「『おしゃれタマゴ』について説明してください」と言われても、「えっと…これはヘビで、こっちはタマゴで、えー、で、えー、親…ヘビの趣味で子であるタマゴにオシャレさせてるっていうか、えーと…」とか、あまり上手く答えられない。

その辺ならまだいいけど、『トマト』や『街角』に至っては70%くらいは抽象な気がする。…いや、「シュール」かもしれませんね…考えてみたら…(すんません、あんま自信無いです)。

イラストスクールに行っていたときに先生に「描いた絵の説明ができないようではダメだ」と言われたことがあるけど、まあ、必ずしもそうとは限らないのではないかな、とも思います。確かに仕事では、はっきりと「何か」を描く場面が多いようですが。

それにしても「魅力的な抽象」を描き続けられる人は、頭の中のどっかでその映像が見えてたり、現実にある物がその人にはそのように見えたりするのでしょうか。あるいは完全に計算して構成するのでしょうか。いずれにしてもすごいですね…。

個人的には「抽象的な要素を持ちつつも、かろうじて具体的な何かに見える」とか、「写真では説明できない事象を漠然と説明してみせる」とかのあたりを狙いたいですね、今は。まあ、その目的がうまく果たせているかどうか疑問ではありますが…ていうかそこまで考えて描いてないというか…。

ではまた。

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