ファイルコンペ用に描いたものの、なんだかイマイチなので
お蔵入り決定な感じだったのですが、
PC上で色調を反転させて、光彩をかけてみたら
まあまあマシになったかな、と思いアップしました。
← 『つきねこ』です。
技法はおなじみのヤツなのですが、黄色っぽかった
紙の色を反転させるとなかなか良い色になるなあ、
と思いました。
何かお話ができそうですね。
「いつも月を見上げていた猫の顔がいつか月に
なってしまいました。」
「顔が月の『つきねこ』と
顔が太陽の『おひねこ』がおりました。」
「つきねこの顔は日によって細くなったり
真ん丸くなったりするのでした。
『おや君は誰だい?』
『つきねこだよ。忘れてしまったのかい?』
『ええ!?しかし僕の知ってるつきねこ君はもっとスマートな顔をしていたがなあ。』
『だって僕は”つきねこ”だから、お月様みたいに毎日少しずつ形が変わるんだよ。』
『そんな不思議なことがあるものかなあ…。ははあ分かったぞ、つきねこ君の名前を騙(かた)って
僕をだまそうってんだな!』
『ちち、違うよお。ぼか本当につきねこだよお。』
『ええい偽者と分かれば容赦はせぬぞ。この盗っ人め、この盗っ人め!』
『うわあ、本当だよ、信じてくれよお。』
…そのようなわけでつきねこは、人と会うときは満月の日に会った人か、三日月の日に会った人か、
はたまた半月の日に会った人かを覚えておいて、次に会うときには自分の顔の形が
前に会ったときと同じかどうかを確かめてからにしなければならなくなりました。
ある日、つきねこには好きな人ができました。…(つづく)」
あ、やばい結構いい話を書いてしまった…。ネタに困った童話作家がこりゃいいわいと
飛びつく様が目に浮かびます。…分け前はフィフティーフィフティーで頼むぜ…。
それとも過疎に困った自治体が地域興しのためにユルキャラとして採用するかもしれませんね。
どうぞひと声お掛けくださいね…。
…バカなこと言ってないでもう寝ようか。
では、おやすみなさい。