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自分の絵を分かってくれる人に出会わなければどうにもならない (by 安西水丸)

コトバクダン[水丸氏の言葉 その1 ver.]

【コトバクダン[水丸氏の言葉 その1 ver.] (2017)】

 

ご無沙汰してます。前回のエントリあたりで「ただ今サイト掲載用作品のスキャン中&一部改装の準備中です」的なことを書いたような気がしますが、実際に記したかどうかは覚えてません。いずれにせよ、準備していたのは確かなので、まあ、そうだったんだと思っといてください。で、その後なんやかんやあって今になってしまったのですが、その中でもやはりコンペのシーズン(チョイス・ペーターズ・装画・またチョイス)になってしまって。そっちを優先していたのが大きいです。HBとかTISあたりに出す人はまだひと頑張りせねばならないでしょう。私は…今年は出さないかな…金銭的にもアレだし…。

そしてそれらもひと段落したのでサイト更新作業に戻ろうというわけです。え?コンペの結果ですか?…まあ、「やりました!」みたいな見出しでないことからご察しください…。

こんな落ち込んだ気分のときには師である(インアカ(「インターナショナルアカデミー」の俗称。そこの「パレットクラブイラストスクール京都校」というところに通っていました)で数回教えていただいただけではあるが)安西水丸氏の言葉が身に沁みます。

たしか、まだ入学していない、お試し授業の時におっしゃった言葉だと思います。その後も同様の発言があったかもしれません。インアカでは授業の記録をカセットテープに録音していたはずなので、それらを調べれば分かることかもしれませんが、インアカ自体が既に消滅してしまったので、残念ながらその行方は定かではありません。

しかしながら、私は授業中の発言内容をある程度記録していましたので、私の間違いが無ければ、この言葉も真実だと思います。

「自分の絵をアピールしていかなければならない(とにかく見せる、人に声をかける)」とも記してあります。

これは本当にそうで、この世の中にいる誰が自分の絵を気に入ってくれるかは全然分からないし、仮に今日好きだと言ってくれた人でも、次に会った時にも同じことを言うとは限らない。みなさんも、「あれ?なんかこないだと言ってること違うぞ…」なんて経験は一度や二度ではないはずです。

しかも、商売でやるなら、誰でもいいわけではなくて、やはり絵だと、出版とか美術関係の人がメインのターゲット(特に今は「一般の人々が話題にする→関係者の目に留まる」なんてこともあるかもしれないので一概には言えないが)なので、できるだけコンペには出さないといかんなあ、と毎度毎度B3B2サイズを無駄に往復させとるわけです(今回うっかりB2とかで出してしまい宅配便の料金も値上げされていて本当泣きそうですよ…TT)。

あとはファイルも送らねば…先生は「片っ端から送りつけてやればいい」なんて言ってましたが…まだそんなに大量に送りまくったことはありません。ちょうどサイトにアップする作品の作業と被る部分もあり、一応それも考慮に入れてあります。それとウェブでの展開も構想中…(本来一応ある程度得意分野ではあるはずなのだから、もっとやればいいのにね)。

とにかく、世の中にはきっと自分と似た感性の人が他にもいるはずなので、その人を探そう!もし自分が少しでも自分の作品を気に入っているのなら、その人もきっと少しは気に入ってくれるはず!…って考えると、まずは自分で最高傑作と思えるものを描かなければ……って、それもまた難しいことではあるな…。

あと、それとは逆に「世の中の多くの人に気に入られているらしい絵に自分の絵を寄せる」ってのもあるだろうけど、あんま進んでそうしようとは思わないな。クライアントから言われればある程度はそうするだろうけど。

今回コンペに出したのも、以前使っていた技法の新しい展開を思いついたので、それの試し斬りみたいなところがあって、コンペに入選することを考えれば前回好評だったものをさらに推し進めるべきところを、自分の欲望に負けてしまっているようなところはある。新作ほどテンションが高いというか、紅白で有名曲じゃなくて新曲を歌わせろそうじゃなきゃ出ん、みたいな??

まあとにかく近々新作(といっても数年前~現在のものだが)公開しますんで!

それでは。

 

P.S. ちなみにこの絵の画材は、油彩onケント紙(クリーム色)。人物がトランプ氏に似てしまったが、特にそういう意図は無い。が、ちょうど絵(元々は文字無し)のテーマが氏のイメージに合っているのが面白いな。

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